「おまえが隊長っ??ぷっ・・・・。」
広い食堂で、ファリスが思わず吹き出す。
「わっ、笑うなよ!なりたくてなったワケじゃないんだから・・・。それにクラウドに見事に裏切られたからなぁ・・。」
言いながらバッツは、静かに昼食を口に運ぶクラウドに視線を向けた。
「そう言うな。何事も経験、だろ?」
「そうっ!その通りじゃ!バッツ、若いうちは楽なぞ考えるでないぞ?」
ガラフが頷きながら言う。その言葉にバッツは、小さくなるばかりだ。
「それにしても大丈夫かしら?バッツに隊長をやらして・・・。」
「なっ・・・・。」
心底心配そうにレナが言った。その言葉にバッツが凍り付く。レナは己の失言に気づき、ハッとする。だがもう手遅れだ。
「ご、ごめんなさい。そう落ち込まないで。」
「で、隊長のご予定は?」とファリス。
「?ああ、4時から顔合わせだよ。後は9時にここから出て、目的地に着き次第陣地を築く。」
レナが言う。
「全面衝突が近いって事・・・?」
「ああ・・・。」
バッツが答える。
「いよいよじゃの。さて、クリスタルが目覚めるかどうか。」
ガラフが思わず漏らした。それにクラウドが反芻(はんすう)する。
「クリスタル?」
「あ・・・。」
レナが気まずそうに漏らしながらガラフを凝視した。ガラフはそれに戦慄を覚える。
まずい!と思ったバッツがつかさずフォローする。
「まぁ人には言えない隠し事ってよくあるよな?それだよ、それ。」
だから、お互いに、な?と言う目でクラウドを見る。
「ああ、お互い詮索はやめよう。」
バッツはクラウドがセフィロスを追っている事を知らない。だからバッツは頭に疑問符を浮かべた。
「さて、俺はもう行かなきゃいけない。じゃあな。」
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